MAEVEL MAN

マーヴルマン


『MARVEL MAN』よりマーヴルマン
ミラクルマンって言った方が風当たりはないかな?(笑)


アメコミの世界でも数奇な運命を辿っている作品。


話はキャプテン・マーベルの訴訟問題まで遡る。
イギリスの出版社がキャプテン・マーベルを再録して発売していたが、
この訴訟問題で新刊を出せなくなってしまった。
そこで、名前をマーヴルマン、コスチュームと変身の呪文を「キモタ!」に変えて発売。
その後9年間続き、廃刊。


それから時は20年ほど経って1982年。
他のイギリスの出版社から、アンソロジー雑誌が創刊される。
そこでマーヴルマンの新作のモノクロコミックが掲載されることになったが、
そのライターが、まだほとんど名前の知られていないアラン・ムーア
キャラクターの名前こそ一緒のものの、その内容はまるで違い、高い評価を受ける。
ところが、今度はマーベルコミックスから、名前が似てる! と文句が。
イギリスの小出版社がアメリカの大企業に敵うはずもなく、やむなく出版を一時停止。


数年後、今度はアメリカの出版社がカラーにして発売。
しかし、名前は無用の衝突を避けるためミラクルマンに変更。
その後ゆっくりと発売され、16号まではアラン・ムーア
17号以降は、ムーアに指名されたニール・ゲイマンが担当することに。
ところが、今度はこの出版社が倒産。
で、版権をオークションで買い取ったのがトッド・マクファーレン
マクファーレンは自分の所から出版しようと考えたが、
ニール・ゲイマン著作権の一部はライターやアーティストにあると訴える。
裁判は続き、今に至る……


詳しくはコチラで。
http://ameque.cool.ne.jp/mmhis.htm


今現在はどうなってるのかよくわかりません。
ご存知の方いましたら、是非教えてください。
早く片づいて、読みたいなぁ。


さて、作品。
愛着はないけれど、かなり読んでみたいという執着は強いので、
結構真面目に描いてみました。
ごてごてしてるわけじゃないんだけど、
入り組んだマークは描いてて楽しい。
顔はなんとなく眉毛ありフェイスを使用。