MISTER GLASS

『UNBREAKABLE』よりミスター・ガラス


本名：イライジャ・プライス
能力：特になし（漫画の鑑定）


アメコミの貴重な原画などを扱う画廊のオーナー。
生まれつき骨が非常にもろく、ちょっとしたことですぐに骨折してしまう。
自分がこんな体に生まれたからには、
対極の不死身の人間がいるに違いない、と考え、
ついに、列車大事故で唯一の生存者、デイヴィッド・ダンを見つける。
彼こそは、ヒーローとなるべき人間だとつきまとうが……


車椅子は、Brick Shelfで見かけたものを真似させてもらいました。
なんのパーツを使ってるか分からなくて、完全には再現できなかったけど。
顔はバスケシリーズから。
全く似てないのは重々承知。
みんな髭はやしてる中、これが一番近いかな、と。


漫画ではなく、映画『アンブレイカブル』のキャラクター。
演じるのは、サミュエル・L・ジャクソン。
現代のアメコミ者が見るべき映画の一本だと思う。
公開当時の感想で、、『シックスセンス』のつもりで見に行ったら、まるで違うし、
（一見）オチてないのでネットで散々だったけど、
アメコミ電波を受信できる人なら、かなり面白く見られると思う。
これは、いかにも『シックスセンス』系の作品、ていう広告の打ち方が悪いよなぁ。


以下、多少、ネタバレ小解説。
要するに、この映画は『スーパーマン・イヤーワン』であると同時に、
ある意味『キリングジョーク』
ブルース・ウィルス演じるデイビッドは、元フットボール選手という事からもスーパーマンであることは明らか。
ヒーローに助言を与える車椅子のキャラクターというとエグゼビア教授を思い出すけど、
ミスター・ガラスの服は、ジョーカーと同じ紫のスーツ……
最初は淡々としているけど、デイビッドが能力を自覚したところから、
映像がアメコミっぽい構図になる。駅に立つシーンはかなりカッコイイ。
そして、ラスト。
アメコミのキャラクターを夢見ていたイライジャ。
しかし、自分の体ではスーパーヒーローにはなれない。
そこで彼が選んだのはヴィランの道。
だが、ヴィランに必要不可欠なのは、それに対するスーパーヒーローの存在。
イライジャは自分をヴィランとして成り立たせる為だけに、スーパーヒーローを探していたのだ。
と言うわけで、むしろイライジャの方が主人公なのかなぁ。


ところで、水が弱点なのに、レインコートマンはまずくない？


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